調査レポート

ぶぎんレポート

ぶぎんレポート 2021年6月号
No.255
ぶぎんレポート 2021年6月号
ぶぎん経営者クラブ会員限定

目次

企業インタビュー
伝統産業の足袋で地域経済の活性化を図るユニフォームの卸・小売会社
株式会社武蔵野ユニフォーム 代表取締役 小松 和弘 氏
奇抜なデザインを施した「サムライ足袋」を開発し、国内のみならず世界中での販売を推し進めようとしているのが、地元でユニフォームの卸・小売を行っている武蔵野ユニフォームである。そのサムライ足袋を世に送り出した2代目社長の小松和弘氏は、自分で起業したIT関連会社の経営者も兼務している、文字通り「二足の草鞋」を履いた異色の経営者でもある。武蔵野ユニフォーム創業の経緯から、サムライ足袋の将来性、そして足元のユニフォームの卸販売の状況などについて、小松社長に話を聞く。
彩の国 企業探訪
株式会社サン勇建設
草加市で30年以上の実績を誇る株式会社サン勇建設は、アパートと注文住宅の建設を手掛け、基礎がしっかりした強い構造の家を建てるハウスビルダーとして、長く地域に根ざしている。モミの木を使用した健康住宅への取り組みからは20年余りが過ぎ、自然素材にこだわった家づくりはこれまで多くの高い評価を得てきた。お客様との深く長い付き合いを大切に、スタッフ全員が一丸となって「強さとやさしさを兼ね備えた家づくり」に取り組んでいる。
調査レポート
新型コロナウイルス感染症に関する県内企業の動向
ぶぎん地域経済研究所 調査事業部副部長兼主席研究員 藤坂 浩司
新型コロナウイルスの感染拡大が経済や産業に甚大な影響を与えている。国内で感染拡大が始まった2020年3月以降、社会生活や経済活動にブレーキがかかり、ヒトやモノの流れが大きく変化した。そこで本稿では、新型コロナウイルス感染症が埼玉県内の企業活動にどのような影響を及ぼしたのか、過去1年間の状況変化を企業経営動向調査の結果から概観する。
生誕180周年
NHK大河ドラマ「青天を衝け」放送記念
時代の変革者 渋沢栄一の半生
最終回:合本組織と道徳経済合一説(論語と算盤)編
ぶぎん地域経済研究所 取締役 研究主幹 松本 博之 (公益財団法人 渋沢栄一記念財団維持会員)
2021年NHK大河ドラマで、栄一翁を主人公にした「青天を衝け」の放送が開始され、2024年から発行される新紙幣1万円札への肖像の採用が決まった。また2020年は栄一翁の生誕180周年の記念すべき年でもある。幕末期から明治という激動の時代に、いかに時代の変革者として活躍したかという内容を中心に彼の半生を紹介してきたが、本連載もいよいよ最終回となった。今回は栄一が晩年(古希から後)に説き始めた「論語と算盤」、そこから発展させた道徳経済合一説を中心に彼が目指した社会を考察し、筆を置くこととしたい。
TOPIX
世界を変える起業家 ビジコンin さいたま2020
株式会社 コミュニティコム
「 ぶぎん賞」「地域を変える起業家賞」受賞
去る2021年3月10日に、さいたま市産業創造財団主催の独自性のある新規事業を発掘する「『世界を変える起業家』ビジコンinさいたま2020」での各賞の受賞者が発表された。全応募54件の中から、さいたま市内にはこれまでなかった「空き店舗を活用してシェアキッチン事業」で、主催者賞として「地域を変える起業家賞」と協賛団体である武蔵野銀行より「ぶぎん賞」を見事に獲得された株式会社コミュニティコム代表取締役社長星野邦敏氏にお話をうかがった。
経済コラム
chapter 36
20世紀前半の日本史を読み返して
ぶぎん地域経済研究所 専務取締役/チーフエコノミスト 土田 浩
日本史を学ぶとき、どうしても複雑な気持ちになってしまうのが、日露戦争勝利(1905年)から太平洋戦争敗戦(1945年)に至る時代の展開である。皆がそれぞれの正義感に基づき、熱情的に燃え上がり、エネルギッシュに行動した訳だが、その結末が分かっているだけに痛々しい。どこで何を間違ってしまったのか、いつ何を捨てて引き返すべきだったのか?
埼玉の隠れた銘品百選⑭
コバトンベーグル
コバトン*カフェ
もっちりと重みのある食感。その秘密は、パン製造にはない「ゆでる」工程にあるらしい。ゆでることで発酵を止め、それから焼くことでパンのように膨らまない。なので見た目よりも重く、噛み切るにも歯ごたえを感じる。種類も豊富で楽しいコバトンの焼き印入りベーグル。毎週月・水・金には焼きたてが食べられる。
ぶぎん税務相談
第36回講座
亡くなった父の借入金と相続税
相続税の計算において、被相続人の債務を引き受ける者や債務の内容によって、債務控除の適用に制限がありますので、これらについてご説明します。
小が大に勝つランチェスター戦略
第14回講座
弱者は自ら売り切る力をもて
ランチェスター戦略コンサルタント 福永 雅文 氏
大きな会社は有利で小さな会社は不利である。しかし、戦略次第で小が大に勝つ可能性は見いだせる。この「弱者逆転」するための理論と実務の体系が「ランチェスター戦略」である。多くの企業がこれを学び、自社の戦略づくりに活用してきたことから、わが国において競争戦略・販売戦略のバイブルといわれる。埼玉県の企業の経営相談の実績も豊富なランチェスター戦略コンサルタント福永雅文氏が事例を交えて中小企業向けに解説していく。
人生100年時代の楽しみ方⑭
熟年離婚を回避するためできることは?
フリーランスライター 篠原 克周 氏
ロンドンビジネススクールの教授、リンダ・グラットンが著した本『LIFE SHIFT ― 100 年時代の人生戦略』が注目され、日本でも「人生100年時代」という考えが知られるようになりました。みなさんは、もし100歳まで生きるとしたら、どんな人生を送ってみたいですか。ここでは、人生100年時代を楽しむための、ヒントやアイデアを探ります。第14回のテーマは「熟年離婚を回避するためできることは?」です。