調査レポート

ぶぎんレポート

ぶぎんレポート 2021年3月号
No.252
ぶぎんレポート 2021年3月号
ぶぎん経営者クラブ会員限定

目次

企業インタビュー
病院に特化したリノベーションで新境地を切り開く川口地盤の総合建設会社
埼和興産株式会社 代表取締役社長 北浜 雄嗣 氏
川口市で「地元密着」をモットーに総合建設業を営んでいる埼和興産は、2020 年に創業45周年を迎えた。13年に社長の椅子を譲られた北浜雄嗣氏は、05年の埼和興産入社までは損害保険業という、建設業とは全く関係のない世界で働いていた。しかし、異業種での経験があるからこそ見出すことのできた医療機関に特化したリノベーション事業を17年からスタートさせ、多方面からの注目を集め、同事業は着実に実績を重ねている。新規事業立ち上げの狙いや、これから埼和興産が進んでいく方向などについて、北浜社長に話を伺う。
調査レポート
多様化が進む遊園地・テーマパークの現状と展望
ぶぎん地域経済研究所 調査事業部研究員 加藤 達朗
東京都練馬区の遊園地「としまえん」に詰め掛けた来場者の営業最終日を名残惜しむ光景が大きなニュースとなった。創業から90年を超え、レジャーの多様化や少子化が進むなか、施設の老朽化やニーズの変化に対応できず閉園となった。近年では都市部に位置する施設でさえ、閉園に追い込まれるケースが散見されており、足元では新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、業界全体が未曽有の事態に陥っている。本稿では、近年多様化している遊園地・テーマパークについて、本県および近隣都県の動向を中心に現状と今後の展望についてまとめた。
調査レポート
埼玉県市町村別「65歳平均余命&健康寿命」ランキング調査
ぶぎん地域経済研究所 取締役研究主幹  松本博之
埼玉県では独自の指標を用いて、市町村別の健康寿命を算出しています。現時点で高齢者とされる 65 歳の県民がその後何年生きられるのか(平均余命)と同じく65歳の県民がその後何年、健康で過ごせるのか(健康寿命)等を市町村別や地域別に概観します。
講演録
ぶぎん地域経済研究所・ちばぎん総合研究所 共催セミナー
歴史に学ぶリーダーシップ
ランチェスター戦略コンサルタント 戦国マーケティング株式会社 代表取締役 福永 雅文
第一部「本能寺の変に学ぶ」明智光秀は、なぜ本能寺の変を起こしたのか。原因には諸説あっていまだに定説がない、日本史最大のミステリー。 第二部「渋沢栄一に学ぶ」ヨーロッパでの見聞が「日本の資本主義の父」を生んだ。「民」の力で経済力を高め、世の中の変革を目指したのが渋沢栄一だ。
経済コラム
chapter 33
経済学が制度設計のフロンティアに
ぶぎん地域経済研究所 専務取締役/チーフエコノミスト 土田 浩
公共政策に、IT技術の進歩を活用した科学的な知見に基づく提言がなされることは、新たな時代の幕開けとして、一筋の光を見出す思いである。そこには、個々の社会課題の実現に向けて貢献しようという経済学者の姿勢の変化も大きいように感じられる。
埼玉の隠れた銘品百選⑪
じゃが米
株式会社喜多山製菓
「ふわっ」として「パリッ」とした歯触り。お米で作ったおせんべいとジャガイモで作ったチップスが混ざり合ったような新感覚。軽い塩味に加えて、ジャガイモの甘みがしっかりと口に残る。「じゃが」と「米」をミックスしたお菓子に出会ったのは初めてだ。
ぶぎん税務相談
第33回講座
給与所得者の特定支出
給与所得者は、一定の方を除き年末調整でその年の税金の精算をし、確定申告は不要です。しかし、給与所得者が「特定支出」に該当する一定額以上の費用を支出した場合には必要書類を添えて確定申告をすることにより税金が軽減される場合があります。
小が大に勝つランチェスター戦略
第11回講座
5つの販売方法でコロナを乗り切る
ランチェスター戦略コンサルタント 福永 雅文 氏
いまコロナで、営業員が顧客へ訪問しづらい状況が続いている。売上じり貧の要因の1つである。「訪問できないのだから売上が減っても仕方ない」とは一人の営業員の発言としてはわからなくはない。だが、社長がこれを言っていては、その会社は潰れる。訪問できなければ訪問以外の販売方法で販売しよう。埼玉県の企業の経営相談の実績も豊富なランチェスター戦略コンサルタント福永雅文氏が事例を交えて中小企業向けに解説していく。
人生100年時代の楽しみ方⑪
デマや炎上を防ぐネットリテラシー
フリーランスライター 篠原 克周 氏
ロンドンビジネススクールの教授、リンダ・グラットンが著した本『LIFE SHIFTー 100 年時代の人生戦略』が注目され、日本でも「人生100年時代」という考えが知られるようになりました。みなさんは、もし100 歳まで生きるとしたら、どんな人生を送ってみたいですか。ここでは、人生100 年時代を楽しむための、ヒントやアイデアを探ります。第11回のテーマは「デマや炎上を防ぐネットリテラシー」です。