調査レポート

ぶぎんレポート

ぶぎんレポート 2020年7月号
No.245
ぶぎんレポート 2020年7月号
ぶぎん経営者クラブ会員限定

目次

企業インタビュー
高い技術力と小回りが利く体制で新境地を切り拓く光学・映像機器メーカー
武蔵オプティカルシステム 株式会社 代表取締役社長 持田 一史 氏
メガネ、ビデオカメラ、デジタルカメラなど、身近にある様々な商品に組み込まれている「レンズ」。なかでもテレビ放送用やシネマ用の専門性が高く高性能のレンズを開発・製造しているのが、さいたま市見沼区に本社を置く武蔵オプティカルシステムだ。また、主にお天気カメラや地震等の災害時に放映される情報カメラに使用される「 雲台」をはじめとする映像関連機器も幅広く扱う。わけても、企画・設計から製造・販売、そしてサービスまで社内で一貫して対応できることが強みで、お客様のご要望に合わせた製品づくりにさらなる付加価値を与えている。持ち前の技術力とサービスで今後どのような分野を切り拓いていく考えなのか、持田一史社長に聞く。
調査レポート
新型コロナウイルス感染症拡大による企業活動への影響調査
新型コロナウイルス感染症拡大により全国に緊急事態宣言が発令され、人と人との接触を極力避けるための休業・外出自粛要請に伴いヒト・モノの移動が大幅に制限されたことにより、県内企業は、過去に例をみない厳しい状況に直面している。本調査では、9割を超える先で企業活動にマイナスの影響があることがわかった。
TOPIX
修了生が語る経営幹部養成塾の魅力②
埼玉不動産株式会社
代表取締役社長 本川 大 氏
ぶぎん地域経済研究所は、次世代の経営者および経営幹部の育成を目的とする事業後継者セミナー「経営幹部養成塾(旧ぶぎん若手経営塾)」を2011年から毎年、開講(共催:武蔵野銀行)してきました。企業経営に必要な知識や知見、判断力や先見性など多様な経営センスを磨いて頂く機会を提供するもので、座学研修にとどまらず、企業活動の現場を訪問するなど実践的な学びの機会を提供して参りました。今号では前号に続いて、旧若手経営塾の修了生に、本講座への参加経緯やその魅力、また講座で学んだことを自社事業にどのように生かしているのかなどについて伺います。第2回目は2017年度の修了生で、埼玉不動産株式会社の本川大社長に話を聞きます。
経済コラム
chapter 26
ウィズ・コロナで高まる国境の壁
ぶぎん地域経済研究所 専務取締役/チーフエコノミスト 土田 浩
日本企業はこれまで、世界の平和と安全を前提に、効率性を極限まで追求する形で、グローバル経済化の恩恵を最大限活用してきた。ウイルス感染防止で国境の壁が高まり、米中関係も一層緊迫化する下で、中国に大きく依存したビジネスやサプライチェーンは維持できるのだろうか。日本企業は非常に難しい決断を迫られている。
埼玉の隠れた銘品百選④
スパイスは世界各国の料理を引き立たせる「名脇役」
NAKED MUSTARD
株式会社 芥子屋四郎
和がらし、マスタードの専業メーカーとなって60余年。無添加で素材の持ち味を大切にしながら、非加熱の熟成手法で独特の風味を引き出す
ぶぎん税務相談
死亡退職金について
死亡退職金は、故人(被相続人)の死亡後に支給が確定し、雇用主から相続人に直接支給されたものなので、被相続人から相続したもの(本来の相続財産)ではありません。しかし、被相続人が退職金を受領後に死亡した場合と死亡退職金を受給した場合とで経済的効果は異ならないとの考えから、死亡から3年以内に支給されたものは相続税の課税対象とされています。
小が大に勝つランチェスター戦略
第4回講座 - 事例研究-
シンミドウ 大宮に移転したことで発展した会社
ランチェスター戦略コンサルタント 福永 雅文 氏
池袋から大宮へ事務所を移転したことで飛躍した会社がある。採用コンサルティング会社の株式会社シンミドウである。筆者が同社を訪ね、笹田知弘社長(44歳)に話を伺った。連載第4回は、同社の戦略をランチェスター戦略理論に照らし合わせて解説する。競争戦略・販売戦略のバイブルといわれるランチェスター戦略は原理原則である。事業の成功要因・失敗要因はランチェスターで分析できる。
人生100年時代の楽しみ方④
「キレる老人」にならないようにするには?
フリーランスライター 篠原 克周 氏
みなさんは100 歳まで生きるとしたら、どんな人生を送りたいですか。ここでは、人生100年時代を楽しむヒントやアイデアを探っていきます。第4回のテーマは「怒りを抑える」です。
ちょい旅 “彩の国”
第2回
所沢航空発祥記念館
1911(明治44)年4月1日、臨時軍用気球研究会所沢試験場が開設され、幅50メートル、長さ400メートルの滑走路と格納庫、気象観測所を備えたわが国最初の飛行場「所沢飛行場」が誕生しました。同年4月5日から15日まで最初の演習飛行が行われ、初日の早朝、徳川好敏大尉の操縦するアンリ・ファルマン機が、高度10メートル、飛行距離800メートル、飛行時間1分20秒を記録しました。これがわが国で最初の飛行場における初飛行として記録されています。