調査レポート

ぶぎんレポート

ぶぎんレポート 2019年11月号
No.237
ぶぎんレポート 2019年11月号
ぶぎん経営者クラブ会員限定

目次

企業インタビュー
航空機・半導体製造装置で事業領域を拡大高付加価値化を目指す切削加工会社
株式会社ウラノ 代表取締役社長 小林 正伸 氏

技術力を活かして、航空機の機体・エンジン部品、半導体製造装置の部品など、最先端の分野でキーとなる部品の加工に携わっている。しかし、その裏では利益創出に向けた、地道な取り組みが行われてきた。また、最近では部品の切削加工にとどまらず、非破壊検査や組み立てなども取り込み、川上から川下まで一貫した体制の構築を進めている。その狙いや会社の将来像などについて、3代目社長である小林正伸氏に聞く。

地域密着型調査レポート
秩父郡横瀬町 ~ある消滅可能性都市の挑戦~
町の未来は変えられる‼
日本一住みよい、 誇れる町へ
ぶぎん地域経済研究所 取締役調査事業部長 松本 博之

消滅可能性都市としての強い危機感から、町の将来について、当然町単独の資源だけでは限界があると考えた町長は、町外から(特に首都圏)のヒト、モノ、カネや情報といった資源を呼び込み、町に化学反応を起こし、活性化に繋げていきたいと動き出した。さりとて企業誘致といったやり方も難しいとし、そこであるユニークなプロジェクトを立ち上げた。それは秩父郡横瀬町であり、その官民連携のプラットフォーム「よこらぼ」である。

FOCUS 地域&経済
さいたま市におけるSDGsへの取組み
「SDGs国際未来都市・さいたま2030モデルプロジェクト」から

さいたま市の「SDGs国際未来都市・さいたま2030モデルプロジェクト」を自治体のSDGsへの取組事例として概観する。

経済コラム
chapter 18 世代を越境して同時代性を保つ
ぶぎん地域経済研究所 専務取締役 土田 浩

世間の常識が時代とともに大きく変化しているのに、お構いなく我が道を行くようになったら老人である。老いるとは、今の時代を生きようとする「同時代性」を失うこと、より良い未来を描く気概を失うことだ。年齢はさほど関係ない。

ぶぎん税務相談室
第18 回 小規模宅地等の特例 その2

小規模宅地等の特例のうち、「貸付事業用宅地等」についてご説明します。

部下育成にさらに自信がつく12 か月
強い個人と強い組織を両立しよう
強い部下を集めても、強いチームになるわけではない
株式会社オフィスあん 代表取締役 松下 直子 氏

強い個人をたくさん集めたところで、必ずしも強い組織になるわけではない。個人の力に加え、明確な方向性や組織への帰属意識が備わってはじめて、強い組織になるのである。部下を育むと同時に、強いチームを育むためのポイントを解説する。

JETRO アジア経済セミナー12
ニュージーランド
独立行政法人日本貿易振興機構(ジェトロ)海外調査部 アジア大洋州課 上田  弘大 氏

日本とNZ の間には、これまで自由貿易協定(FTA)や経済連携協定(EPA)は存在せず、TPP11によって初めてFTA が実現した。NZにとって、日本は輸出入ともに第4 位の貿易相手国であり、TPP11は、両国の企業にとって、大きなビジネス環境の変化といえる。

ぶぎんのあるまち
都心近くのいなかまち
美しい里山 横瀬町

埼玉県の西部、秩父盆地の南東部に位置し、都心から70㎞圏、西武鉄道で池袋から最短73分(特急利用)とアクセスも抜群です。秩父の名峰武甲山を背景に、寺坂棚田に代表さ れるのどかで美しい里山の風景が広がり、町内各所にはオープンガーデンやハイキングコースが整備されています。また、秩父山系の清らかな水と盆地ならではの気候風土を利用して、果物やそばの栽培も盛んです。