調査レポート

ぶぎんレポート

ぶぎんレポート 2019年5月号
No.232
ぶぎんレポート 2019年5月号
ぶぎん経営者クラブ会員限定

目次

企業インタビュー
安心・安全・便利な都市ガスで人々の暮らしを快適に
株式会社 トキワ 代表取締役社長 杉島 芳治 氏

株式会社トキワは、ガスの導管・設備工事やガス機器の販売などを展開する、東京ガスグループの有力な工事指定会社である。ガスを扱う仕事だけに、安全面での配慮は欠かせないが、どのような社員 教育に取り組んでいるのか。またガスは電力と同じように、市場の 自由化という〝荒波〟が押し寄せており、どのように乗り切ってい く考えでいるのか。2008年11月の社長就任以来、同社の経営をリードしてきた杉島芳治氏に伺った。

寄稿
超高齢者増のインパクトと地域包括ケアシステム
公立大学法人 埼玉県立大学理事長 田中 滋 氏

超高齢社会の到来に備えて、県内各地で「地域包括ケアシステム」構築の努力が進む。2019年4月に創立20周年を迎え、地域包括ケア体制の構築支援を含め、教育・研究・地域貢献を推進する埼玉県立大学の諸活動を紹介する。

調査レポート
埼玉県における外国人居住者及び 外国人労働者の実態とその特徴
ぶぎん地域経済研究所 取締役 調査事業部長 上席研究員 松本 博之

これまで労働力不足の緩和に効果を発揮してきたのは、実質的な外国人労働者の増加であり、労働力不足の業種を下支えしているのが現状である。そこで県内の外国人居住者及び外国人労働者の最近の推移を含めた実態や埼玉県の全国及び首都圏他都県との違いについて県内の市区町村別の データの分析等により、特徴を探る。そこから急増する外国人居住者と外国人労働者数の実態を詳らかにし、考察したい。

経済コラム
chapter 13 「統計問題」に思うこと
ぶぎん地域経済研究所 専務取締役 土田 浩

一般名詞としての「景気」と、政府・エコノミストが論じる「景気」とは、往々にして用法が異なっている。一般名詞の「景気」が良いこととは、普段のままの商売でも売上げや儲けが増える、活気を帯びた状況を指す。これに対して、政府・エコノミストは、巡航速度に比べて成長のスピードが速いか否かで景気の方向性を、供給能力に比べて需要が超過しているか否かで景気の水準を評価している。統計を作成・分析する政府やエコノミストも、自らの土俵で議論の緻密さを競うばかりでなく、こうした素朴な国民の認識とのギャップを埋めることに真剣に取り組むべきではないだろうか。

ぶぎん税務相談室
第13回 住宅借入金等特別控除と転勤

転勤に伴う住宅借入金等特別控除の取扱いについて解説します。

部下育成にさらに自信がつく12 か月
人材育成の前に健全な組織風土づくりが不可欠
組織にはルールがある
株式会社オフィスあん 代表取締役 松下 直子 氏

ルールがなければ、どんな組織も成立し得ない。多様性が叫ばれる今の時代にこそ、皆で決めたルールを皆で守るという意識が求められている。企業の人材育成においても、まずは会社のルールについて説明し、理解を促すことが大前提となる。

JETRO アジア経済セミナー8
カンボジア王国

 アンコール帝国として古くから栄えてきたカンボ ジアは、1953年にカンボジア王国としてフランス からの独立後、度重なる内戦と、ポル・ポト政権によるクメール・ルージュの統治により経済発展が大きく後退した。しかし、1993年の民主主義的な総選挙の実施と憲法制定以降、同国は各国からの資金援助や外国投資の積極的な受入れなどにより大きな成長を続けた。