調査レポート

ぶぎんレポート

ぶぎんレポート 2019年4月号
No.231
ぶぎんレポート 2019年4月号
ぶぎん経営者クラブ会員限定

目次

企業インタビュー
優れた技術・高度な品質で躍進する繊維樹脂加工
昭和工業株式会社 代表取締役社長 野口 雅数 氏

 80年代に事業の大転換を行い、産業資材向けの繊維樹脂加工に乗り出す。そして、車載用スピーカーの振動板を支えるスピーカーエッジで、カーステレオの出荷台数世界シェアの3分の1近くを握るようになった。どんな生産技術が強みになっているのか、また今後の海外展開戦略を伺った。

調査レポート
先端産業レポートⅡ
第4 回 ドローン
ぶぎん地域経済研究所 調査事業部 次長兼主任研究員 藤坂 浩司

 先端産業レポートⅡの第4 回は「ドローン」を取り上げる。ドローンは近年、世界的に注目を集めている飛行ロボットで、わが国でも産業分野での活躍が期待されている。本稿では、ドローン産業の概況と、拡大する市場の背景を示す。そして本県のドローンの動向についてまとめ、今後の産業としての発展の課題について述べる。

TOPIX
「世界を変える起業家」(ビジコンin さいたま2018 ぶぎん賞受賞企業)
有限会社 福祉ネットワークさくら

 “ さいたま発の新ビジネスが、世界を、業界を、地域を変えてゆく” をテーマに革新的なビジネスモデルで新規事業に挑む起業家を表彰する「世界を変える起業家」(主催:公益財団法人さいたま市産業創造財団、共催:さいたま市)コンテストの第一回授賞式が2019 年1 月25 日に行われた。今回、ぶぎん賞」を受賞した有限会社福祉ネットワークさくら、代表取締役社長の横山由紀子氏(協賛:武蔵野銀行 北浦和支店お取引先)に受賞テーマについて話をうかがった。

調査レポート
埼玉県内中小企業のEV シフト対応に関するアンケート調査結果
ぶぎん地域経済研究所 調査事業部 次長兼主任研究員 藤坂 浩司

 ぶぎん地域経済研究所は、EV(電気自動車)が本県内の製造業にどのような影響を及ぼすのか、その実態を把握する目的から、県内全域の中小製造業者1,000社を対象にしたアンケート調査を実施した。アンケート結果では、EVシフト(同上)の捉え方や今後の対応について回答企業で判断が分かれた。輸送用機械器具(以下、輸送用機器)に関与する企業では、EVシフトが自社の経営に影響を及ぼすだろうと回答する企業が多く、輸送用機器に関与していない企業では、EVシフトをビジネスチャンスになると捉え、新市場の成長を期待する企業の存在が見られた。また、EVシフトが自社の経営に影響を及ぼすと考えている企業でも、多くの企業で自社のコア技術や設備、ビジネスネットワークを通じて、EV 向けの新製品・新技術の開発、自動車以外の新市場開拓に取り組む前向きな姿勢が窺えた。

経済コラム
chapter 11 ドバイで思う国の舵取り
ぶぎん地域経済研究所 専務取締役 土田 浩

 アラブ首長国連邦(UAE)の二大都市・ドバイとアブダビに旅行し、同国の舵取りを観てきた。

ぶぎん税務相談室
第12回 孫を養子にすると?

 職場で相続税のことが話題になったときに、Aさんは「孫を養子にすると相続税が安くなるぞ。」と言い、Bさんは「孫の相続税は子供よりも高いよ。」と言っていましたが、どちらが正しいのでしょうか。

部下育成にさらに自信がつく12 か月
具体的に分解して教えよう
急に成長はしません、育成には根気が必要です
株式会社オフィスあん 代表取締役 松下 直子 氏

 部下に対して最初から「1を聞いて10を知る」を期待してはならない。想像力を働かせて察してくれるようになるまでには、ある程度の時間と訓練が必要だ。育成の初期段階では、仕事の期限や目的を具体的かつ明確に伝えることが大切である。

埼玉産業歴史探訪
第6回 酒造り
ぶぎん地域経済研究所 調査事業部 主任研究員 佐久間 康弘

 埼玉県の2017(平成 29)年度の清酒出荷量は、全国4位で「関東一の酒どころ」です。埼玉県の酒造りの歴史は古く、埼玉県の酒蔵の平均創業年数は約180年となっています。今号では、埼玉県の酒造りの歴史と「酒どころ埼玉」の地酒の品質・知名度向上に向けた取組みなどについて触れてみたいと思います。